=Koreの成り立ちと合併の効果!=
今回の買収母体Kore Wireless Groupの始まりはPalm Treo向けeメールサービスだった。Palmとは、HPの子会社として初期のスマートフォンをけん引した会社だ。その後、Palmがダメになると、キャリアからネットワークインフラを借りてスマホビジネスをするMVNOに転身。そして、2000年代初頭、M2Mの台頭に伴って、キャリアとアプリケーションプロバイダー間のミドルプロバイダーとなるべく再度の方向転換。2003年、Zero Gravity Wirelessを買収して橋頭保を作り、その後、米国AT&TやVerizon、カナダRogers Wirelessなどとパートナー契約を結び、2007年には北米全体をカバーするm2mSecureLinkの提供を開始した。2009年には新たなカスタマーポータルPRiSMProを導入。現在は北米だけでなく欧州やアジアにも拡大、シンガポールに事務所を持ち、日本でもMicro Technologyと独占パートナー契約をしている。今回の買収によって、多様な接続方式や接続地域(世界110ヶ国)の拡大、さらには利用形態の幅を広げるEmbedded-SIM(e-SIM)やIMSIを多重化するMulti-IMSIが可能となった。Koreはまた、今回の買収より先の2014年11月同じ独立系M2MオペレータのRaco Wirelessも買収している。日本ではKore TelematicsとMicro Technologyの提携だけでなく、一方のWylessも2012年、NECとの間で製品協業を発表している。
=キャリアか、独立系か=
今回の買収の結果、Koreは世界市場の6位のM2Mオペレータとなった。世界中のキャリアやMVNOがM2M/IoT市場を狙っている。キャリアの常連組は、米AT&TとVerizon、独Deutsche Telekom、スペインTelefonica、英Vodafoneの5社だ。その他、中国China Mobile、蘭KPN、NTT DoCoMo、仏Orange、加Rogers、伊Telecom Italiaなどが追い、独立系ではKore Wirelessの他にAeris、Arkessa、CoSwitched、Numerex、Telit、Transatel、VimpelComなどがある。今後、独立系の更なる事業統合が行われ、体力強化が進むだろう。迎え撃つキャリアの力は強大だ。しかし、ひとつのキャリアがカーバーする領域は決まっている。キャリアはこれまでEDIやASP、Cloud Computingなどのテーマがでる度に飛びついてきた。しかし上手く行っているとは言い難い。一方、独立系は彼らから借り受けたネットワークに付加価値をつけて世界展開をする。この広域ネットワークと関連アプリケーションの組み合わせが進めば、ビジネスは大きく広がるかもしれない。鍵となるアプリケーションプロバイダーはキャリアと独立系の両にらみだ。果たして、この戦いの行方はどうなるのか。
今回の買収の結果、Koreは世界市場の6位のM2Mオペレータとなった。世界中のキャリアやMVNOがM2M/IoT市場を狙っている。キャリアの常連組は、米AT&TとVerizon、独Deutsche Telekom、スペインTelefonica、英Vodafoneの5社だ。その他、中国China Mobile、蘭KPN、NTT DoCoMo、仏Orange、加Rogers、伊Telecom Italiaなどが追い、独立系ではKore Wirelessの他にAeris、Arkessa、CoSwitched、Numerex、Telit、Transatel、VimpelComなどがある。今後、独立系の更なる事業統合が行われ、体力強化が進むだろう。迎え撃つキャリアの力は強大だ。しかし、ひとつのキャリアがカーバーする領域は決まっている。キャリアはこれまでEDIやASP、Cloud Computingなどのテーマがでる度に飛びついてきた。しかし上手く行っているとは言い難い。一方、独立系は彼らから借り受けたネットワークに付加価値をつけて世界展開をする。この広域ネットワークと関連アプリケーションの組み合わせが進めば、ビジネスは大きく広がるかもしれない。鍵となるアプリケーションプロバイダーはキャリアと独立系の両にらみだ。果たして、この戦いの行方はどうなるのか。